息子には出来るだけ沢山の本を読んでいってあげたいと思ってる。
自分が子供だった頃好きだった本をもう一度読んで彼に伝えていくことがすごく楽しみなんだけど、自分の記憶にない一歳という時期に何を読んであげるか、どんな本を選ぶかは評判や売れ行きに頼ってしまう事も多い。
まぁ間違いないかな、というところで。
まだ産まれて数ヶ月の頃は、ストーリーというよりもしかけだったり絵の鮮やかさだったり、擬音語が多く使われていたりといった絵本に反応を示していたのだけれど、少しずつコミュニケーションが取れるようになってきたので、ストーリーがあるものを探し始めた。
で、たまたま見つけた絵本。
レビューもほとんどないしランキングに載っているわけでもないみたいなんだけど、タイトルだけ見て即買いした。
「I Love You, Because You're You」
あなたが怒って膨れっ面のときも、ぐずってるときも、悲しんでるときも、恥ずかしがってお母さんの後ろに隠れているときも、恐がりのあなたも得意げなあなたもどんなあなたも大好きよ。
I Love you when you are..と繰り返されてく。
どのページのイラストもキツネの親子の表情がすごく豊かに表現されていて見ていてぐっとくる。
そして最後は
絵本には、思いやりの心を育むとか物の名前を教えるとか子供の面白い発想力を刺激するとか、そういう何かを期待していて、自分の想いを伝えるということへの期待など全くなかったのだけど、この絵本を読んで、「そうそう、それが私の伝えたいことの全てなんだよ」と思った。
息子にだけでなく、自分にとって大切な人皆に対してそう思う。
良いところも悪いところも全て含めてのあなたが好きなんだよと。
皆それぞれ個性があって、その個性が時として悪く見えてしまう時がある。
でもその個性がその人そのもので、その個性を愛してるわけで。。。
だからこの言葉、伝えたいのは相手に対してだけでなく自分自身にも。
ずっと大切にしていきたい絵本です。