手と手をとりあってというタイトルの通り、一人では決して出来ないことだって誰か(それは友達であれ恋人であれ家族であれ)となら乗り越えていける、そんな想いを。
私達はつい自分一人で生きてきた、乗り越えてきたと思いがちだけど、本当は多くの人の支えがあってここまで生きてきている。
そういう、つい見失ってしまいがちなことに気付いてもらえたらと。
そして、ここからまたその絆と共に頑張っていこうという気持ちになってもらえたらという想いから出来た作品。
久しぶりのcaliforniaで実感したのが、朝の素晴らしさだった。
私たちは毎日、朝が生まれるのと同じように 新しく生まれ変わることが出来る。
同じように見えて、昨日の自分と今日の自分だって違う。
人生に遅すぎるなんてことはない。
Today is the first day of the rest of my life.
そんな風に感じさせられる程の朝だった。
最初にこの曲が出来て、「この曲から始まるアルバムを作ろう」と思ったのが今回のアルバムの制作のきっかけとなった。
旅の間に出会った人達を見ていて感じたのは、すごく自分らしく生きているってこと。
つい私達って人の目を気にしてしまって、人にこう思われるから出来ない、って事多いと思うんだけど、そういうのを感じない。
自分は自分。これが私。楽しんだもの勝ち。
そういう姿を見ていて、自分の駄目な部分も受け入れつつ、自分を好きになって自分らしくいればいいんだって思えた。
これは当初あるコマーシャルソングとして書き始めた曲だからすごくPop。
自分はこれまで色々なタイプの曲を書いてきていて、たまに途方もなく広がりを感じることに恐怖を覚えることもあるんだけど、この曲の辿りつきたいところに向かうことだけをとことんつきつめてPopを追求してみた。
「Water」「Morning」がイメージ。
このAlan's Marketは実在するマーケット。
オシャレなわけでもないし大きいわけでもないし安いわけでもない、どちらかというとさびれたマーケットなんだけど、ここで働いてる人達が皆すごく陽気でフレンドリーだったの。
だからか、自然と人が集まってくるようなそんな不思議な魅力のあるマーケットだった。
誰一人知り合いもいない土地で過ごしていたから、一日誰とも喋らない事だってあったわけだけど、ここのマーケットに行くと一日がすごく気持ち良く終われた。
「人って、たとえそれが他人であってもその人の気持ちを上げることが出来る」って、そんなすごくシンプルな事を実感した。
むこうって他人にも普通に声かけるよね。日本じゃありえない。
でも朝一番にそう笑顔で声かけられる事ってものすごく気持ちいいんだよね。
『誰だって他人の気持ちをあげることが出来る』毎日色々な場面で出会いがあると思うけど、その出会いを大切にして、その出会った人には気持ちよく接したい。
まずは友達の友達、そしてその友達へ。
そうやっていけばいずれはそれがビッグサークルになって、Peaceにつながっていくんじゃないかって思う。
そんな想いを込めて書いた曲。
だから何?って思えたのも滞在中のこと。
誰もが「いい!」って思えるものなんて世の中には存在しない。
だったら自分は自分。これが自分だからって受け入れようよ。
そんな気持ちいい位の開き直り感で突っ走って完成させた曲。
全く趣味も考えも育ってきた環境も違う二人が惹かれあうような想いをパンキッシュなサウンドで。
ちょっと色っぽい曲。 都合の良いようにされてきた女の子達へ、「今度はあなたたちがやりかえす番よ」って。
無くしてしまったものとか当然年齢を重ねればあるけど、もう一度あんな気分を味わってみたくない?
そんな気分をもりあげるような曲をかきたいなと思って。
自分も最初は軽い気持ちのつもりだったけど、いつのまにか待ってしまってるそんな想いを。
誰だって「嘘」の一つ位ついた事あると思う。
最初は、「自分にとってたいしたことない些細な事」だったり「嘘をついたわけではなくただ言わなかっただけ」だったりしても、いつの間にかその自分のついた「たった一つの嘘」に苦しめられてしまう事がある。
「嘘」は一つにとどまることは出来ない。
一つの嘘をついたら、それをとりつくろう為にどんどんとそれは大きく多くなっていくもの。
だから余計に、それが嘘だったと言えなくなってしまう。
そんな時のどうしようもない想い。
もし自分にあと5日しか残されてなかったら…
そんなことを想像して書いた曲。
実際ここ数年でそう想像しないではいられない経験をしてきていたから、「あとこれだけしか残されていなかったら」と考えることが多くなった。
自分に光を与えてくれた人達、私に愛させてくれた全ての人達に感謝を言いたい、そう想って書いた曲。
そういう人達への感謝の気持ちをいつか曲にしたいとずっと思ってた。
日本語に直訳すると「あなたでいてくれてありがとう」
なかなか日本語ではこんな言い方はしないけど、これは親しくなった友達に言われたことで、私が今までの人生の中で一番言われて嬉しかった言葉だった。
自分の駄目なとこも全て受け入れてくれたうえで、この私を認めて「Thank you for being you」と言ってもらったわけだから。
それは私が感謝している 私の人生で出会った全ての人に対しても言えると思った。
だから最後はこの言葉でしめた
このアルバムが、皆にとって「今日が自分の残りの人生の最初の一日。今日からまた始めよう。」
そんな風に思えるきっかけになれば嬉しい。
Happyなアルバム。
毎日いつだって生きていれば色々辛い事苦しい事ってあるけど、それを一つ一つ乗り越えてきて今の自分がある。
どんなに苦しい事だって結果的に全て乗り越えてきている。
太陽が昇っては落ち、でも翌朝にはまた太陽が昇り...
海も引いては満ち、満ちては引くの繰り返し。
自然のリズムと共に私達の気持ちも色々変化する。
自然の声に耳を傾けて、気負わず自分のペースで自分のリズムで自分のヴァイブで生きていけば、また同じように新しい一日を始められる。
そういった事を気づかせるきっかけになるアルバムに、というコンセプトで出来た。
海を見るだけで実は簡単にそういう事がわかったり、自分の気持ちがリセット出来たりするけど、その「海へ行く」というきっかけに(モチベーション)になってくれたらな、と思い作った。
さぁ海へ行こう...(let's go to the beach)
太陽の光を浴びて全てを洗い流そう...
海へ行けばそこから何かが開ける
そこから何かが始まる
そこに答えがあるかもしれない
そして多分そこには全てがある
そんな想いで完成させた作品。
音楽的にも、今までのように作り込みをせず、ライブ録音等ミュージシャンの直感に任せた形ですすめていったものが多い。
自然にそう流れていったって感じ。
気負わず自然に...
それが一番大切な事だと思う。生きていくに。
Sea Loves You
海は平等に誰をも愛してくれる
さぁ海へ...
「FIVES」=bunch of fives 握りこぶし 闘い・意志・決意・武器・たくましさ、そう言ったものをイメージして制作した3rd Album
ここ日本における今の私達の時代に「闘い」という言葉はいささか遠い気がするが、声高に何かを叫び求めるのでなくともこの時代に生まれた私達だから出来る闘いというものがあるはず。 そんな事を思いながら書いた作品。
カバー以外で初めて自分以外の人が書いた作品を歌った。
オファーに始めは戸惑ったが、曲を聴いて驚いた。
まるで自分が書いた曲のように違和感なくとけこみながらも、でも絶対的に私のものでない何かがつまった作品。
so excited!
60年代のレトロ・サイケな雰囲気をイメージしてかいた作品。
「FIVES」的(アルバムコンセプト)Keito Rock
so excited!
Blue三部作最終章
Everybody can change somebody
so excited!
アルバムのコンセプトの事ばかり考えていたらふと気づいたら愛の曲が一曲もなかった。
恋愛の局面で一番たくましいのが落ち始めの時期。この頃って他人に何言われたってかまやしない。
このパワーってほんとすごいよね。
これはかなり前にかいた曲。サウンドを大幅に変えてこの形に。
無くしてしまったものとか当然年齢を重ねればあるけど、もう一度あんな気分を味わってみたくない?
そんな気分をもりあげるような曲をかきたいなと思って。
favorite artist 「en vogue」のカバー。 最初に描いたイメージ通りにスムースに完成。
一人の男が死んだ。
哀しみや痛みはなかった。でもただむしょうに虚しかった。
それって.
ここから始まるそれぞれの物語
Keito Blowの2nd Albumとして、存在感のあるアルバムにしたかった。
流れというよりもインパクト。 一曲一曲の存在感が強い、パンチあり且つキャッチーなアルバム。
Superheroというタイトルの持つエンターティンメント性がコンセプトに。
PVの映像が浮かびあっという間に詩もメロディも出来あがった作品。
自宅でデモを作っている時から、プリプロ→完成に至るまでただただ楽しくてたまらなかった曲。
Fakers=にせもの
どんなにスタイルをまねてみても、にせものはそのシーンにはとけこめない。
荒野を走るロードムービーをイメージ素材につくった作品。
理想憧れに届こうとし届いたつもりでいても、中身が伴っていないとあまりに無様なだけ。
所詮にせものはにせものなの。
10代の少女が白い雲・広い空を背に走り出していく絵をスタッフに見せられ,それをイメージしてつくった作品。
青い青いどこまでも青いイメージ。Blue三部作その第一章。
乾いた土地、サンセット、揺られるロッキンチェアー、切ない想い。
そんな映像が浮かんで出来た作品。
楽器それぞれのあたたかみ、素朴さ加減が思い通りの情景を導いた。
Soap box drama=cheapなドラマ
自分をとりまく世界、社会、他人との距離感をうたった作品。
全てが虚構とにせものに満ちているように感じ、何を信じるべきかわからなくなりますます距離を置くように。
どこにも属すことの出来ない浮遊感をサウンドでも表現。
自分の感じるまま
Red hot chilli peppersのカバー。
「この街だけが俺を愛してくれる」という孤独感にシンパシーを感じるとても好きな曲。
初めにリズム、グルーブが浮かびそこからメロディ・詩が生まれたという自分の制作過程としては稀な形で完成した曲。クリアなアコースティックサウンドだったデモを少しづつ汚すことによって、より求めているグルーブ感に近づいた。この粒子の荒さがにえきらない男に対する、そしてそこからいつまでも離れられない自分に対する怒りをうまく表現したと思う。
自分にとって「ROCK」は、理性だとか常識だとかモラルだとかを超え感情のままに表現出来るもの。ただひたすら音を楽しむこと、そして自分をインスパイアする位coolなmusician,audienceとの一体感を意識してレコーディングした作品。
怒りのやるべき方向をどこに持っていくべきか..
自分が一番コントロールできないのが「怒り」。
他人に対しての怒り、でもそれはその人が変わったのではないということが往々にしてある。
自分がその人に対してこうあってほしいという想いを勝手に抱いていて、それが違っていただけのことだったり。
アルバムのインタールード的存在の曲としてはじめはかいていたが、曲と曲のつなぎだとかアルバムの中での小休止としての存在を超えた作品になった。
自宅でとったデモで十分やりたいことは表現されていたのでそのままを採用。
最初のメロディが浮かんだ時から明確に完成されるべき世界が見えていた作品。
はじめにカヴァーの話があった時はかなり戸惑った。自分自身他人の曲を歌うということにかなり抵抗があったから。 でもせっかくそういう機会を頂けるのなら、絶対自分では書かない書けないような曲をと思い最初に浮かんだのがこの曲。 「世界をよりよい場所にしていこう、世界を癒していこう」といった大きなテーマは、世界的大スターで影響力のあまりあるMichaelにおりるべくしておりた歌だと思う。 自分はあまりに無力だけれど同じように思う気持ちはあって、是非Michaelの言葉とメロディを借りて自分のスタイルでつくりあげたいと思った。 自分らしくアコギ主体にearthyなリズムを刻むところからはじめ、原曲の豪華さ(転調、repeat、大合唱的なコーラス等で広がりあるサウンド)を出来る限りそぎおとしていった。 一番時間を要したのがコーラス。原曲のコーラスがあまりになじんでいた為それを振り払うのが大変だった。色々な案を試し、コーラス一つでサウンドが一転することを実感。 無力ながらも自分の心の奥底で抱いている気持ちと、Michaelに対する敬意を込めて完成させた。
自分の弱さというものを感じる時が何より一番痛い。
そして年を重ねるごとにそれを感じることは多くなっていく。
そんな想いを歌った作品。
ストリングス&ピアノという形を使わずにどこかspiritualなものを感じさせることを目標に完成させた。
そして使ったのが、グラスハープ&E-BOW。
神秘的なニュアンスあり、どことなくオリエンタルな面もある作品に仕上がった。
薄いベールをまとったような古めかしい映像。
現実と非現実の狭間にいたかのような彼女をいつまでも追い求めている想いをうたった。
映画のエンドロールのような存在的作品。